電波高度利用シンポジウム2004
テーマ: ユビキタス時代のソフトウェア無線技術
主催:総務省、社団法人 電波産業会

日時:2004年12月03日(金) 13時00分〜 17時00分 場所:日本青年館 中ホール 定員:230人
概要: 今回は、「ユビキタス時代のソフトウェア無線技術」をテーマに取り上げ、米国におけるコグニティブ無線関連の研究開発と施策の動向、国内のソフトウェア無線技術の研究開発の最新動向、E2Rプロジェクト:欧州におけるソフトウェア無線・コグニティブ無線技術に関する主な取り組み及びソフトウェア無線技術を用いた将来のアプリケーションについて国内外の研究者から講演をいただいた。

時 間

次    第

講  師 (敬称略)

12:30

開場

 

13:00

開会

 

13:00〜
13:05

開会の挨拶

総務省大臣政務官
  山本 保 

13:05〜
14:05

講演1
「米国におけるコグニティブ無線関連の研究開発と施策の動向」
スティーブン工科大学
無線ネットワークセキュリティ
センター長
  Paul Kolodzy

14:05〜
14:50

講演2
「国内のソフトウェア無線技術の研究開発の最新動向」
横浜国立大学工学部
電子情報工学科教授
  河野 隆二 

14:50〜
15:10

(休憩)

15:10〜
16:10

講演3
「E2Rプロジェクト:欧州におけるソフトウェア無線・コグニティブ無線技術に関する主な取組み」
モトローラヨーロッパ通信研究所
E2Rプロジェクトマネージャー
  Didier Bourse

16:10〜
16:55

講演4
「ソフトウェア無線技術を用いた将来のアプリケーション」
独立行政法人情報通信研究機構
横須賀無線通信研究センター
ワイヤレスアクセスグループリーダー
  原田 博司

16:55〜
17:00

閉会の挨拶 社団法人電波産業会
専務理事
  若尾 正義 

17:00

閉会

 

所感:
日・米・欧のソフトウェア無線技術の動向について、各国の関係者から説明があり、各国の動向が把握でき大変有意義なシンポジュームであった。
各国で技術的には実現可能な段階まできたが、電波行政・認証・違法対策・経済性(価格)等の課題がある。

独立行政法人情報通信研究機構の原田氏からは、7年間の開発経緯、試作装置の具体的な話があり、技術的には今すぐにでも実用化が出来そうに感じたが、価格・消費電力や標準規格化・法制度等の課題がありそうだ。

日本の情報通信学会では来年から、第1種の研究会(今までは第2種)として研究・開発が推進されるとのことで今後の推進に期待したい。